従順な社員が多い会社、積極的すぎる社員が多い会社

 

先日、経営者を対象としたセミナーに参加した時のことです。休憩時間にグループ内で自己紹介や雑談の流れとなっていました。

ある中小企業の二代目社長が「うちの社員は『自分がやらねば!』というヤル気に満ちた社員がいなくて困る。不景気の中を勝ち残って行かなくてはならないのに、大丈夫なのかと色々心配になるよ」と、冗談交じりに愚痴をこぼされました。

別の方が「問題ばかり起こす厄介な社員がいる、うちより良いですよ」と返されましたが、会話が進んでいくうち、その二代目社長は会社をもっと盛り上げたいと色んな事に取り組んでおられるのが分かりました。

「研修でヤル気を身に付けさせたくて外部に頼んでみたが、何も変わらなかった」というお話も出て、社員は皆おとなしいと言うか従順だけど積極性がないのが悩みのようでした。

雑談でしたのでそれで終わりましたが、話題が印象に残ったので少し取り上げてみようと思います。

 

相反する統制と積極性

想像してみると分かりやすいのですが、確かに積極的でヤル気あるタイプと従順なタイプとは性格傾向が違います。どちらが良いとかではなく、採用する人で傾向が偏る場合があります。

少し極端な例なのですが・・・
積極的でヤル気ある人材ばかり採用すると、統制するのが大変になり(意見衝突や独断行動など)
従順なタイプばかり採用すれば、統制しやすいけれど積極性に欠け、会社の成長は鈍くなる恐れがある。
というふうに、統制と積極性は相反する要素を持っています。

仮に、自分でビジネスを興す経験なく父親から会社を引き継いだ場合。マネジメントに自信がなくて会社を潰さないよう保守的になり、扱いやすい従順なタイプを採用してしまうかも知れません。意見をドンドン出して活躍しそうな人より、自分の言うことを素直に聞きそうな人を採用して育てたいと無意識に選んでしまうのです。

社内の調和も大切ですが、どちらかに偏るのは避けたいところ。なので中小企業のように社長が採用に関わる場合も単独で判断するより、他の社員など同席してもらうなど意見を柔軟に取り入れて検討していく方が良いでしょう。

 

研修だけで積極性や主体性を育てるのは難しい

「研修でヤル気を身につけさせたい」と二代目社長がおっしゃられたように、経営者が社員に対して積極性や主体性を求めるのは当然のことだと思います。しかし残念ながら、研修だけでそれを身に付けるのは難しい。

では、どうするか?
ドラッカーの言葉にも「自らを成果をあげる存在にできるのは、自らだけである」とあるのですが、やはり自分を変えられるのは自分ということ。

研修で一人ひとりの性格傾向を変えることはできませんが、彼らの日常業務に「自らを成果をあげる存在にしていく」ような考え方を導いたり、仕組みを作り上げていくことは可能です!
つまり社員がヤル気を持続し、自己統制していける環境を作り上げていくのです。

研修で社員を教育するのではなく、研修を通じて人と会社が成長し続けるためのお手伝いをさせて頂くのが、私たちの役割だと思っています。

 

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