企業内キャリアコンサルティングの期待される効果

企業内キャリアコンサルティングの期待される効果

キャリアコンサルティングを通じて、自分の適性や能力、関心などに気づき、自己理解を深めるとともに、社会や企業内にある仕事について理解することにより、その中から自身に合った仕事を主体的に選択できるようになることが期待できます。

組織内では、必ずしも自身の希望が叶うわけではありませんが、自身の潜在的なキャリアのニーズに気づき、仕事や能力開発の機会などを通して視野を広げ、自身のキャリア形成を考えていくことが大切です。

キャリアコンサルティングを通じて自身のキャリアプランを明確にし、そのために必要な知識・資格の習得や仕事の選択を行うなど、自身が希望するキャリアの道筋を実現していくための有力な手段の一つとして、キャリアコンサルティングを活用することができます。

キャリアコンサルティング(キャリアに関する相談)の効果

自らのキャリアについて相談した労働者の約9割が、相談(キャリアコンサルティング)が役に立ったとしている。

役立った内容としては、「仕事に対する意識が高まった」とする人の割合が多いほか、正社員では「自分の目指すべきキャリアが明確になった」、「自己啓発を行うきっかけになった」といった内容が、正社員以外では「現在の会社で働き続ける意欲が湧いた」等があげられている。

キャリアに関する相談(キャリアコンサルティング)が役に立った

正社員
92.7%
正社員以外
93.5%
1仕事に対する意識が高まった
2上司・部下との意思疎通が円滑になった
3目指すべきキャリアが明確になった
4自己啓発を行うきっかけになった
5現在の会社で働き続ける意欲が沸いた
6適切な職業能力開発の方法がわかった
7再就職につながった
8その他

資料出所:厚生労働省「平成28年度能力開発基本調査」