企業内キャリアコンサルティング

1.実施期間の計画を立てます。
1.実施期間の計画を立てます。
「社員のニーズがある時のみ実施」の企業様も多いですし、役職に応じた計画を立てるのも一つです。その場合、新入社員であれば入社時研修に併せて(あるいは一定期間後に)実施、中堅社員であればキャリア研修の直後に(あるいは一定期間後に)実施する等がコンサルティング面談を計画することは、より効果が期待できます。
2.面談場所の確保を行います。
2.面談場所の確保を行います。
社内会議室など、外部に音漏れがしない場所などをご用意いただきます。社内にそのような落ち着いて面談をする場所が無い場合には、当社までお越しいただくか、別の場所を確保することも可能です。
3.対象従業員様にJOBカードのご用意をしていただきます。
3.対象従業員様にJOBカードのご用意をしていただきます。
キャリアコンサルタントが初めて会う貴社の従業員の情報を把握するためのものです。当社より事前にフォーマットをデーター(もしくは用紙)をお送りいたします。当日ご本人がお持ちいただければ結構です。
4.キャリアコンサルティング当日
4.キャリアコンサルティング当日
予定時間の15分前迄にキャリアコンサルタントが貴社を訪問します。従業員の方は予定の時刻に面談場所にお越しください。(当社にお越しいただく場合、もしくは別の場所での場合も同じです。)

面談時間は概ね45分〜60分程度です。
※初回は説明等を含めて75分の時間を確保していただいております。
5.初回はインフォームドコンセント(下記参照)をもとに、「キャリアコンサルティング」のご説明をします。
5.初回はインフォームドコンセント(下記参照)をもとに、「キャリアコンサルティング」のご説明をします。
「キャリアコンサルティング の場におけるクライアント(貴社従業員)とキャリアコンサルタントとのインフォームド・コンセント」
①守秘義務
クライアントの利益第一です。面談中にお聞きした内容は、ご本人の許可がない限り、外部に漏れることはありません。ただし自傷他害と法律に触れる場合はこれの限りではありません。 ・クライアント自身や他者に危害が及ぶ可能性があると判断される場合 ・クライアント自身や他者に生命の危機の可能性があると判断された場合 このような時は、第三者にご連絡及び、内容をお伝えする場合がございます。 (企業側へフィードバックについて) 基本的にご本人の許可がない限り、クライアントが話したことを企業側に伝えることはありません。ただし、内容によっては伝えた方がクライアントにとって有益だと判断した場合は、クライアントの同意をもとに伝えることがあります。
②この場の目的
期待をして面談に臨んだのに、目的と違っていたということにならないように、クライアントとキャリアコンサルタントが目的をしっかり共有します。 例えば、「今後のキャリアを考える相談」なのか「今のお困りごとに関することなのか」など、このことについての「このこと」を明確にします。
③キャリアコンサルタントについて
安心して面談を受けていただくため、プロとしての学習歴や専門分野などキャリアコンサルタントの自己紹介をさせていただきます。
④ケースの使用について
カウンセリングの倫理上カウンセラーの自己研鑽が必要です。スーパービジョンで面談内容をケースとして取り上げることが可能か否かをお聞きする場合がございます。ケースの場合は、お名前など個人が特定されることはありません。もちろん、クライアントの許可がない限り取り上げることはありません。
⑤面談の継続について
意外と企業から伝えられていない場合が多いのが継続についてです。1回限りの面談なのか、希望したら継続できるのかなど、今後のことをお伝えします。
6.面談終了
6.面談終了
次回継続の希望をお聞きして終了いたします。

従業員とキャリアコンサルタントが一対一で面談を行うことで、個別従業員の課題を整理し、解決策を支援、キャリア形成のサポートを行います。
環境の変化が激しく、企業の事業スピードは益々加速している背景から、今は主体的かつ当事者として自走する従業員が求められています。キャリアコンサルタントは、従業員のキャリア自律支援において大きな役割を期待されています。

面談後のフォローアップ

キャリアコンサルティングの対象従業員全体のキャリア意識の傾向や組織的な課題、及びその課題に対する解決の方針や解決策、あるいは従業員育成策に関するアドバイスを行います。
※個別の面談の内容のうち、生命や安全に関する内容は企業側へ伝えるほか、法令違反やハラスメントなどの企業側が組織的に対応するべき内容で本人が同意している内容についても、企業側へ伝えます。