2022.10.26writer / ロココスペース

研修は「オンライン」or「オフライン(対面)」どっちがいい?より本質的に伝えるために

01 – オンライン研修のメリット・デメリット

オンライン研修

教育・研修業界も、以前は対面研修がほとんどでしたが、
コロナ禍の影響で一気にオンライン化が進みました。

すべての研修がオンラインで完結する、という企業はまだまだ少ないかもしれませんが、研修の一部にオンライン研修やオンデマンド学習を取り入れているという企業は多いのではないでしょうか。

オンライン研修は
「移動時間がかからない」
「全国どこからでも参加できる」
といった時間や場所に制約されない便利さがメリット。
対面からオンラインに切り替えることで、
「コストや時間の面でも効率的になった」と好意的にとらえている人も多いでしょう。

一方で、
「集中しにくい(長時間の受講には不向き)」
「受講者同士のコミュニケーションがとりづらい」
「受講者の理解度が見えにくい」
といったデメリットから
「やっぱり対面がいい」「対面研修に戻した」といった声も多く聞かれます。

02 – オンラインで求められる力

マスクの男性

対面だと表情や体の動き・空気感など
言葉以外の要素でなんとなく伝わってくるものが、
画面越しだと伝わりません。
また言葉についても、対面以上にはっきりと伝えることが大事です。

回線状況や機器などの環境によって、
聞き取りづらかったり、聞き逃してしまうこともあります。

大事なことは繰り返して言う。
はっきりと書いて伝える。
双方向のコミュニケーションで理解度を確認しながら進行する。
など、
対面以上のコミュニケーション能力・伝える力が
オンラインの場合には求められます。

特に実施者側はまだまだ最適な方法を模索しているという状況ではないでしょうか。

それに対して受講者側は、
移動時間もなく、オンライン会議などにも慣れてきているので研修についてもオンラインで違和感がない人も増えてきているのかもしれません。
「時間を有効活用したい」「自分の好きな時間に受講をしたい」
といった場合には、
デジタルを活用したオンライン講座・オンデマンド講座は有効です。
特に座学を中心とし、双方性のコミュニケーションの必要性が少ない内容についてはオンラインやオンデマンドを活用した研修のほうが、合理的ですよね。

一方で座学では完結しないもの、
自分だけの意見ではなく、他者と情報共有したり、意見交換をすることで議論や思考が深まるような内容の場合は、できれば対面(リアル)の方が効果的といえるでしょう。

オンラインorオフライン

内容・シーンによって最適な方法を選ぶ
より本質的に伝えられる

どちらが良い、悪いではなく、
内容・シーンによって最適な選択肢を選んでいくことが重要です。

つまり、オンライン、オンデマンド、対面(リアル)という選択肢からどれを選ぶかは、その研修の大事なポイントは何かを常に見極めること。
研修の内容によって最適な方法を選べる=より本質的に伝えられるようになってきた、と言えるのではないでしょうか。